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粘液染色
稲庭 義己
1
,
小松 京子
1
1日本大学板橋病院病理部
pp.352-353
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203633
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粘液とは生体内に存在し高い粘性を示す物質をいい,一般的にムコ物質,糖蛋白質,ムチン,ムコ蛋白などもほとんど同様の意味として扱われている.生化学的には多様な物質を含み,上皮細胞,細胞からの分泌物中に分布するグリコプロテイン(いわゆる上皮性粘液)と間葉系(非上皮性)由来の骨,軟骨,結合組織に分布するプロテオグリカン(いわゆる酸性粘液多糖類)に大別される(表1).
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