エトランゼ
かろのうろんや
常田 正
pp.71
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203560
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この頃はテレビやラジオの普及のせいか,若い人たちがみな標準語を上手に話しますが,昔の学生の寮や下宿はさながら方言の博物館でした.
北九州出身者に「かどのうどんや」と言わせると,「かろのうろんや」となるのです.博多弁の特徴です.長崎や佐賀の連中は「あそこのせんせい」を「アショコノシェンシェイ」と言います.不思議な音変化をするのは山形弁です.「由井正雪」と言わせると,「シュイショウセツ」と言います.「四十」(ヨンジュウ)は「ションジュウ」です.
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