検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
血小板粘着能
稲垣 稔
1
1慶応義塾大学医学部小児科学教室
pp.803-807
発行日 1985年9月1日
Published Date 1985/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203439
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血小板機能を検査することは,現在ではもはや日常の臨床検査の中で一般化されている.しかし,どのような検査法が用いられているかというと,意外とその種類は多くない.血小板数,出血時間,血小板凝集能・放出能,あるいはβ-トロンボグロブリン,PF4(血小板第4因子)などが頭に浮かんでくる.そして血小板粘着能という検査がある.
ここではこの血小板粘着というものを取り上げ,その現象,意義,さらにその検査法と臨床上の意義を述べていきたい.
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