検査を築いた人びと
鑑別断流器を発明した ベルンシュタイン
酒井 シヅ
1
1順天堂大学医史学
pp.905
発行日 1981年11月1日
Published Date 1981/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202385
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18世紀末にガルヴァーニによって生体電気の存在が確証されて以来,電気生理学は目覚しい発展をとげた,その途上,ユリウス・ベルンシュタインは,生体電気を図形に変える機器,すなわち鑑別断流器を発明したが,これはまた活動電流を数値的に捕らえることを可能にした.今日の心電図計をはじめ各種の計測器は,この発明を足掛かりに生まれたのである(図は鑑別断流器の平面図).
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