技術講座 血清
マイコプラズマ感染症の血清学的診断法
田島 マサ子
1
1帝京大学病院中央検査部
pp.912-920
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202162
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Mycoplasma pneumoniae感染症の血清学的診断法には,通常用いられている方法として補体結合反応(complement fixation test, CF),間接赤血球凝集試験(indirect hemagglutination test, IHA)1),代謝阻止試験(metabolism inhibition test, MI)があり,さらに迅速診断法として1時間で測定できる対向免疫電気泳動法(counter immunoelectrophoresis, CIEP)2)がある.
今回は一般的なCF反応,IHA test,並びに抗原が入手できさえすれば迅速診断として有用なCIEP法について紹介する.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.