病気のはなし
薬物性肝障害
門奈 丈之
1
1大阪市立大学内科
pp.880-887
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202156
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薬物に起因する肝障害は,四塩化炭素,エチオニンなどによる狭義の中毒性肝障害と,薬物を投与された個体の特異体質による,薬物アレルギーに起因する肝障害,の二つに大別される.
前者では投与された薬物量の増加に比例して肝障害が強くなり,薬物の種類に対応してほぼ一定の肝組織変化を示す.しかも,投与された対象はほとんど同様の病変を示す.
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