コーヒーブレイク
ことば
U. Y.
pp.282
発行日 1980年4月1日
Published Date 1980/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202030
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1980年代は国際化の時代と言われる.ヨーロッパ共同体があるが,現実は世界共同体であることはだれもがよく知っている.この前の石油ショックの折には検査室の試薬などにも恐慌を来し,闇市に有機溶媒を買いに行くような事態に陥った.このような国際化の時代には共通な言葉が必要となる.これは悲しいかな日本語でなく英語が主流を占めている.
外国の新聞や週刊紙を読むといったことも,これらの情報を紹介するジャーナリストだけでなく,若人の間には普及してきているし,容易に手に入るようになっている.商社の外国の進出とも相まって,外国で学童期を過ごす子弟の数も増え,帰国者子女教育学級が一部の国立大学の付属小学校には設置されている.この学級の子女などはrとlを聞き分けたり,発音することもうまいに違いない.
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