特集 必修 日常検査の実技
細菌
グラム染色
大塚 正和
1
,
奥住 捷子
1
1東大病院中検
pp.72-73
発行日 1975年8月1日
Published Date 1975/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200846
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グラム染色は細菌の同定(位置づけ)の第1の作業であり,グラム陽性・陰性,球菌・杆菌といったことがわからない限り,次の作業には取り掛れない.臨床材料(特に尿,髄液,膿など)のグラム染色による直接鏡検の菌検出の報告は,臨床医が化学療法を一刻でも早く行うための一助となりうる大切な手技である.いつでも安定した染色ができるよう再現性のある技術が必要である.ここでHuckerの変法の手順を述べる.
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