技術講座 血液
鉄染色
大竹 順子
1
1順大病院中検
pp.62-63
発行日 1975年2月1日
Published Date 1975/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200713
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赤血球,赤芽球のうち,染色によって金属鉄顆粒の見られるものをそれぞれジデロサイト(Siderocyte),ジデロブラスト(Sideroblast)という.種々の疾患,特に貧血ではジデロサイト,ジデロブラストが増減し,貧血の鑑別診断に役立つために鉄染色が広く利用されるようになってきた.鉄染色にはベルリン青(プロシアン青)法,ターンブル青法があるが,血液塗抹標本で3価の鉄を染色するのに最もよく用いられているベルリン青法について述べる.
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