技術講座 血液
血液細胞の特殊染色ペルオキシダーゼ染色と網赤血球染色
小沼 哲
1
1練馬医師会臨床検査センター
pp.60-61
発行日 1973年12月1日
Published Date 1973/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200325
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正常の血球鑑別はライト・ギムザ染色で大半の目的は達せられ,核,原形質,顆粒などの性状(形態と染色性)を詳細に観察識別すれば細胞の種類のみならず,発育程度についてもおよその見当がつけられるが,白血病やその他の血液疾患の時,末梢血液中に出現する芽球細胞や病的細胞,骨髄穿刺標本などではライト・ギムザ染色のみでの細胞鑑別はむずかしく,細胞化学的染色法の助けを求めなければならないことが多い.
この細胞化学的染色法が特殊染色法と呼ばれるもので,日常よく用いられるものに,
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