技術講座 細菌
塗抹検査・2
小栗 豊子
1
1順大病院中検
pp.64-65
発行日 1973年11月1日
Published Date 1973/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200302
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1.異染小体染色法
コリネバクテリウム属(ジフテリア菌など)の多くは菌体に異染小体と呼ばれる顆粒状の構造が認められ,この染色にはCowdryの方法(ナイセルの変法),Arbert染色法などが用いられている.前者は異染小体は黒褐色,菌体は黄色に染色され,後者では異染小体は黒色,菌体は緑色に染色される.染色には患者材料を直接塗抹したもの,レフレル培地に培養した新鮮培養菌を用いる.
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