臨床医からの質問に答える
マカロニサインとは何ですか?
山本 義徳
1
,
久保田 義則
1
1北播磨総合医療センター中央検査室
pp.696-699
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104331
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はじめに
“マカロニサイン”とは,頸動脈エコーでみられる高安動脈炎(Takayasu’s arteritis)に特徴的な所見を示す用語として使われている.総頸動脈壁が全周性に肥厚し,内腔が狭小化した画像で(図1,2),その名前のとおり,サラダに入っているマカロニのような画像から名付けられた.
1991年に,当時,大阪大学医学部第1内科に所属していた前田宏明らが,『Ultrasound in Medicine & Biology』に「Carotid lesions detected by B-mode ultrasonography in Takayasu’s arteritis : “macaroni sign” as an indicator of the disease」1)として初めて報告した.
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