Laboratory Practice 〈生理〉
ホルター心電図できれいな波形をとる工夫
葉山 恵津子
1
1心臓血管研究所付属病院臨床検査室
pp.1259-1263
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104126
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
ホルター(Holter)心電図検査とは,患者の日常生活での心電図を24時間記録する検査である.動いているときの心電図を記録するため,筋電図やノイズが入ることは避けられない.
当院における,ホルター記録器装着から心電図解析までの流れを表1に示す.④の「人による修正作業」では筋電図やノイズが多く,それらを自動解析で波形として誤認識したために時間がかかることがある.それを避けるために重要なのは電極装着である.本稿では,きれいな波形をとるために装着時にできる工夫について述べる.
なお,当院ではGEヘルスケア・ジャパン社製のホルター記録器“SEER Light®”,防水タイプ“SEER Light WP®”,ホルター解析機“MARS®”を使用している.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.