基礎実習講座
ホルター心電図法
前田 弦二郎
1
,
岡島 光治
1
1藤田学園保健衛生大学医学部
pp.547-550
発行日 1985年6月1日
Published Date 1985/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203374
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ホルター心電図法は,1949年米国の工学者Holter博士によって原案が出され,その後,技術的改良が進み,我が国でもここ数年で急速に普及してきた.ホルター心電図法という名称は,このHolter博士の名前に由来するわけであるが,今のところ正式名称とはなっていない.現在でも,磁気テープに全心電図波形(通常24時間分)を記録し,後に,このテープを高速再生,分析するという方法が主流である.しかし,携帯型装置にマイクロコンピュータを内蔵し,波形・調律診断を記録時に同時に行うという形式のものも徐々に出てきている(実時間処理型ホルター心電図システム)1).
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