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頸動脈エコー―狭窄率の使い分け
吉川 浩一
1
,
八鍬 恒芳
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
pp.1440-1441
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103787
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はじめに
加齢とともに動脈硬化は進展し,糖尿病,高血圧,脂質代謝異常,喫煙,肥満などの危険因子が加わることによりその速度はさらに加速する.頸動脈の超音波検査(ultrasonography,US)では,この過程を内中膜複合体厚(intima media thickness,IMT)の肥厚→プラーク形成→狭窄(閉塞)といった所見で確認することができる.USによる狭窄率の算出は他の検査に比べ簡便かつ非侵襲的である.また外科的,内科的治療や経過観察をするうえでも大変有用である1~3).
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