ワンポイントアドバイス
微生物検査外注時の検体の取り扱い方
加藤 貴代子
1
,
小松 方
1
1ファルコバイオシステムズ総合研究所検査三課
pp.114-116
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102741
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はじめに
2001年に行われた医療法改正により,病院施設のうち臨床検査施設の必置規制を緩和する法令が施行された.これにより,特に中小規模の病院施設では微生物検査が先駆けて外注化が行われた.一方で,微生物検査は検体の採取時期や,採取方法および外注先の検査室に検体が搬送されるまでの保存方法によって検査データに大きな変動をきたす.したがって,微生物検査を外注化する際は,検体の取り扱いに関する検査前工程の管理を病院側と外注先とでよく相談しておく必要がある.本稿では微生物検査の検査前工程管理(表)について解説する.
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