Laboratory Practice 〈診療支援〉
―臨床検査にITを活用する・1―病理でのインターネットの活用
宇於崎 宏
1
1東京大学医学部附属病院・病理部
pp.743-749
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102508
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
インターネットの実際
インターネットはメールやホームページの利用が一般的であるが,1989年のHTML(Hyper Text Markup Language)の発明(いわゆる“ホームページ”の作成が可能となった)とともに,文字と画像の発信が容易になった.病理診断では観察(画像)を元に診断(文字情報)を決定しており,インターネットを活用しやすい分野である.
仕事での利用と,個人的な利用では,必要とする情報やサービスが違うが,次の二つが中心となる.①知識データベースとしての活用,②情報共有,情報発信としての活用.本稿では具体的な場面を挙げて,病理での活用の実際について,紹介したい.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.