活動レポート
大学における健康管理—インターネットを活用した健康管理
宮崎 美千子
1
,
山崎 力
1
,
菅野 健太郎
1
1東京大学保健センター駒場支所
pp.813-816
発行日 1998年11月15日
Published Date 1998/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901988
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東京大学ではコンピュータシステムが学内各部局の教育を主とする共同利用に供することを目的として1962年に設置され,現在本郷キャンパス,駒場キャンパスの双方に,全部で2,000台あまりのワークステーション,パソコンのクライアントサーバシステムを展開しており,これらのほとんどすべてが東京大学情報ネットワークシステム上で相互接続され,一般的に運用されている.
保健センター駒場支所が所属する駒場キャンパスでは1993年の新入生から,前期課程での「情報処理」の講義が必修となり,これに伴い1995年4月から前期課程・後期課程,大学院の学生全員に電子メールアドレスが供給され,研究生も端末からの申請で利用できるようになった.さらに,コンピュータ端末は教育情報棟,図書館,各学部,研究科など,キャンパスの各所に1,047台が分散配置された.これは,駒場キャンパスの研究生を含む在籍者9,475人に対して約9人に1台の割合でコンピュータ端末が供給されたことになり,東京大学がネットワークシステムの教育に力を入れている一つの指標として挙げることができよう.
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