増刊号 これから広がる生理検査・新たにはじまる生理検査
序
永江 学
1
1聖マリアンナ医科大学医学情報センター
pp.883
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102194
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現在,臨床の現場において臨床検査の情報は病態把握を行ううえで不可欠なものとなっています.また,検査を行う者にとって検査の意義や操作法などを十分に理解しておくことが重要であり,日々進歩し続けている検査法の知識の習得も検査を行う者に課せられた義務といえます.
近代医療の現場では,その時代の先端的工業技術を取り入れて診断や治療を行っています.その最たる例として心電図やX 線写真が挙げられます.現在ではMR や超音波断層像に代表される形態診断と,心電図や脳磁図に代表される機能診断とに大きく分類することができます.臨床検査技師が関与する形態診断検査としては,内視鏡,MRI,MRA,超音波検査などがあり,機能診断検査としては,心電図,脳波,脳磁図,ファンクショナルMRI,脈波,ドプラ,サーモグラフィなどがあります.
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