技術講座 血液
血液ガス(pH,pCO2,pO2)の測定原理
池田 寿夫
1
1ラジオメーター株式会社QAセンター
pp.1339-1342
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101906
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新しい知見
最近の血液ガス分析は,血液ガス分析項目〔pH,二酸化炭素分圧(partial pressure of carbon dioxide,pCO2),酸素分圧(partial pressure of oxygen,pO2)〕に加え電解質項目(Na,K,Cl,Ca),代謝項目(グルコース,ラクテート),ヘモグロビン関連項目〔ヘモグロビン(hemoglobin,Hb),一酸化炭素ヘモグロビン(carbon monoxide hemoglobin,COHb)など,メトヘモグロビン(methemoglobin,Met-Hb),酸素飽和度(oxygen saturation,sO2)など〕と多項目化しているのが現状である.さらにクレアチニン,Mgなども追加されている.また,電極1本ごとの基本的な測定原理は変更せず,一つのベースに他項目の電極を形成する技術が発達して数本の電極が1カセットタイプになり,装置自体も小型化され,POCT(point of care testing)での仕様に適応してきている.
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