二級臨床病理技術士実技試験のポイント
微生物学
菅野 治重
1
1高根病院内科
pp.382-383
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101396
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最近の厳しい医療の経済状況を反映して臨床検査を取り巻く状況にも厳しいものがある.特に臨床検査の外注化の嵐は病院検査室の存続に多大な影響を与えている.微生物学検査は病院内で患者条件を十分に考慮して行うべき検査であるにもかかわらず,主に経済性の問題から,他の領域の臨床検査と同様に安易に外注化される傾向にある.
微生物学検査を担当する検査技師には長年にわたる技術的研戡と,感染症に関する幅広い知識とが要求される.最近の感染症は新しい病原体の登場や院内感染対策など,大きな変貌を遂げており,このような新しい課題に微生物学検査を対応させていくことは容易ではない.
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