入門講座 病理
ミクロトームII—薄切りの実際
内海 邦輔
1
1国立東京第二病院研究検査科
pp.119
発行日 1968年2月15日
Published Date 1968/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917677
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前回はミクロトームの点検整備について述べた。今回は,引続きミクロトームによる薄切りの実際について述べる。
まず姿勢を正しくすること。すなわちミクロトームに対し正対して坐る。そして腰掛けの高さを調節し,上半身が自由に動くようにする。腰掛けはストッパー付きの高さの調節できるものがよい。ふつうの椅子で後によりかかったり,前の方に滑りそうになったり,あるいは横坐りしたりしてはならない。ミクロトームはできるだけ身体に近くセットする。
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