連載 連載対談・4
血液凝固異常についての対話<その4>—症例3線維素溶解現象亢進症
安倍
1
,
天木
2
1東大吉利内科
2日大第1内科
pp.487-491
発行日 1968年7月15日
Published Date 1968/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917241
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oozingの現象
天木症例3の特徴は,初め出血性素因の認められなかった患者の手術をしていたところ,手術が終わるころになって出血が起こってきた。その様子は,手術野の露出表面のいたるところから,高度のウージング(oozing)が認められ,そしてその場所から排液をしていた液が,いちじるしく血性になってきた,ということのように思われます。
oozingというのは,どのような状態をいうのでしょう。
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