研究
Thymol混濁試験に関する2,3の検討—特にReinhold法とHans Popper法との比較
猪子 恵司
1
1長崎大学病院中央検査部
pp.1041-1045
発行日 1966年10月15日
Published Date 1966/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917072
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昭和37年末以来,長崎市内11施設における生化学検査室の検査検討会が毎月1回開催され,各種の検査項目がとりあげられているが,その肝機能検査の部で検討したThymol混濁試験に関する検討を以下に述べる。
Thymol混濁試験はKunkel氏硫酸亜鉛試験と同じく,標準液の混濁度,試薬のpH,イオン強度,ならびに放置温度など,種々の因子による影響が論じられている。これらの因子の影響について二,三の検討を試み,またReinhold法とHans Popper法とを比較し試みたのでここに報告する。
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