レポート
みつめたい私達の現状≫3≪—アンケートにみられた全国大学病院衛生検査技師の実態
郡山 八郎
1
,
相沢 久美江
1
,
清水 加代子
1
,
三浦 秀人
1
1東北大学医学部付属病院中央検査部
pp.897-900
発行日 1966年9月15日
Published Date 1966/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917049
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今月の調査/業務・研究・教育これにどうとりくんでいるか!
私達大学病院に勤務する衛生検査技師の仕事の内容をみると,検査業務の他に研究,教育という2つの要素が加わるので,大学病院以外の病院における業務内容とは大部異なっていると思います。この研究と教育とは私達に明確に義務づけられたものではないのですが検査方法の検討,改良などの研究面は今日の検査の進歩に欠くべからざる条件であると思います。また大学が教育機関であるという観点からすれば,大学病院の中央検査部は,医学部学生はもとより,大学に付属する衛生検査技師学校生徒,さらに地方病院からの研修生などの実習教育の場であり,私達技師は彼等の指導者として,重要な立場にあると思います。このような状況の下で,大学病院の技師は業務に伴う研究,教育ということをどのように考えているかをみてゆきたいと思います。
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