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≪琉球衛生検査技師会と検査施設訪問記≫—すべて米国製の検査機械
林 康之
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1順天堂大学・医学部・臨床病理学教室
pp.468
発行日 1966年5月15日
Published Date 1966/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917038
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2月9日から15日までの7日間,短期間であったが,沖繩本島の臨床検査施設を見学し,検査技師,医学会関係の諸先生方を訪問する機会を得たので,みたまま,聞いたままを検査室関係のことにかぎつて綴ってみたい。真冬の東京からわずか2時間後には仏桑華の紅が眼にしみ,鮮やかな緑に満ちた季節感のない場所に投げ出されただけに多少正確さを欠くところもあると思われるが,内地と異なる点を少しでも判断いただければ幸いである。
7日間で流球政府立一般病院4ヵ所,精神病院,癩病院,私立病院2カ所,医師会検査センター,米軍病院の各検査室を訪ねた。検査センターをのぞき,いずれも100〜400床の病院であるが,ちかく開院する政府立病院と米軍病院および検査センターをのぞき,内地と同様に広く余裕のあるスペースをもつ検査室は見あたらない。ベッド数のわりに検査室はせまく,働く技師の数も少ない。しかし検査件数がどこも比較的少ないので一見したところ検査室の狭さという点ではそれほど気にならなかつた。
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