特集 塗抹検査
カラーグラフ
リンパ腺の細胞
堀内 篤
1
,
天木 一太
1
1日大萩原内科教室
pp.762-763
発行日 1965年9月15日
Published Date 1965/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915798
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- 文献概要
リンパ腺の細胞の観察には,穿刺による組織液を塗抹するか,あるいは剔出したリンパ腺の割面を捺印してWright染色を行なうのがよい。塗抹標本では組織学的構造の観察はできないが,細胞学的所見は組織標本以上によく観察される。正常リンパ腺の細胞はほとんどが成熟リンパ球であって,他の細胞成分はきわめて少ないが,軽度の刺激によっても容易に反応して種々の細胞が出現するために,その診断がむずかしい場合がある。ここにはしばしば遭遇する疾患の特長ある細胞像を掲載する。
(写真によって色調が異なるのは使用フィルムが相違するためである。)
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