質疑応答
臨床化学 クロライドカウンター用測定試薬/免疫血清 二峰性M蛋白の同定
O子
,
高原 喜八郎
1
,
K子
,
櫻林 郁之介
2
1神奈川県立衛生短大
2自治医科大学・臨床病理
pp.847-849
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915181
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〔問〕ゼラチン溶液にはゼラチンとチモール,チモールブルーが入っていますが,ゼラチンは生成したAgC1の解離を防ぐためと分かりますが,チモールは防腐剤として使用しているのでしょうか.チモールブルーは何のために入っているのでしょうか.
また酸試薬には酢酸と硝酸が入っていますが,多くの酸の中から酢酸と硝酸が使われる理由は何ですか.
〔問〕セ・ア膜でβからγの位置に二峰性のM蛋白を認めました.免疫泳動を行ったところ,抗α鎖に二相性に反応しました.抗L鎖ではλ鎖に反応しましたが,二つのピークのうち一方にしか反応せず,血清を希釈して行ってみましたがもう一方のピークは見られませんでした.なお,尿の免疫泳動でも血清中にλ鎖のピークの見られたほうにのみλ鎖が認められました.この二つのピークをどのように考えたらいいのでしょうか.またどのように同定していけばいいのでしょうか.
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