編集者への手紙
Staphylococcus aureus Cowan I株菌を用いたIgM・M成分のL鎖型(κ,λ)簡易同定法
若林 郁子
1
,
兼子 澄子
1
,
内藤 成子
1
,
千藤 めぐみ
1
,
金子 スミ枝
1
,
伊瀬 郁
1
,
瀬戸 幸子
1
,
塚田 理康
1
,
松橋 直
2
1虎の門病院血清検査室
2東京大学医科学研究所
pp.1608
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914617
- 有料閲覧
- 文献概要
当検査室では,免疫電気泳動法を用いて,M成分のL鎖型(κ,λ)の同定を行っています.同定の際にIgGの干渉によりIgM,IgAのM成分のL鎖型(κ,λ)の同定が困難でした.IgGと結合するProtein Aを持つStaphylococcus aureusは血清中のIgGを特異的に吸収することが知られています.IgMのM成分を有する血清を下記の方法でS.aureusを用いてIgGを吸収したところ非常に良い成績を得ましたので,その方法及び代表的成績を報告します.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.