カラーグラフ
注入法による血管構築検査法
奥平 雅彦
1
,
佐々木 憲一
1
,
中 英男
1
1北里大学病理
pp.354-356
発行日 1977年4月15日
Published Date 1977/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914320
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
臓器内の血管構築の三次元的把握には注入法が非常に優れている.注入法の術式は慣れれば比較的簡単であり,注入によって得られた標本の観察によって得られる血管構築像の把握が容易,かつ具体的である.
着色合成樹脂,色素を加えたゲラチン,あるいは造影剤を加えたゲラチンの注入によって得た私どもの標本の一部を供覧する.それぞれの方法には,それぞれ一長一短があるので検査しようとする臓器に付帯した制約に応じて方法を選ぶことが望ましい.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.