Japanese
English
研究
フローサイトメトリーによる細胞質内白血球分化抗原の検出
Detection of Cytoplasmic Leukocyte Differentiation Antigens by Flow Cytometry
小池 考一
1
,
安藤 学
1
,
上田 龍三
2
,
須知 泰山
1
Koichi KOIKE
1
,
Manabu ANDO
1
,
Taizan SUCHI
2
,
Ryuzo UEDA
1
1愛知県がんセンター病院臨床検査部
2愛知県がんセンター研究所化学療法部
1Department of Pathology and Clinical Laboratories, Aichi Cancer Center Hospital
2Laboratory of Chemotherapy, Aichi Cancer Center Research Institute
キーワード:
フローサイトメトリー
,
細胞質内CD3抗原
,
細胞質内CD22抗原
,
細胞帰属の同定
Keyword:
フローサイトメトリー
,
細胞質内CD3抗原
,
細胞質内CD22抗原
,
細胞帰属の同定
pp.1195-1200
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914085
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未熟リンパ球の細胞帰属決定に,モノクローナル抗体による細胞質内白血球分化抗原の検出が有用な場合が少なくない.従来は塗抹標本を用い,顕微鏡による判定法を行っていた.今回フローサイトメトリーによる測定法を検討の結果,検索細胞を1%パラホルムアルデヒド加50%エタノールで−20℃15分間固定し,細胞質内CD3抗原検出にはLeu4抗体を,同CD22抗原検出にはOK22抗体を用いることにより,フローサイトメトリーによる測定が可能となった.今後フローサイトメトリーによる細胞質内抗原解析は新しい検査法として有望である.
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