今月の主題 筋疾患と臨床検査
技術解説
筋電図検査
鳥居 順三
1
,
松本 信子
1
Junzo TORII
1
,
Nobuko MATSUMOTO
1
1北里大学医学部内科学教室
キーワード:
神経・筋単位
,
干渉波形
,
低振幅電位
,
Myotonic discharge
,
反復刺激検査
Keyword:
神経・筋単位
,
干渉波形
,
低振幅電位
,
Myotonic discharge
,
反復刺激検査
pp.633-637
発行日 1989年6月15日
Published Date 1989/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913992
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筋電図検査は,神経・筋疾患の重要な補助検査として,臨床的に広く用いられている.特に筋の脱力・萎縮が,神経原性か筋原性かを鑑別するのに有用である.筋疾患では,干渉波形・低振幅電位・短持続時間電位・多相性電位などが認められ,神経疾患とは明らかに異なる所見が得られる.また,ミオトニアに認められるmyotonic dischargeは,特異的な所見で診断的価値がある.重症筋無力症では,反復刺激で漸減現象が認められる.
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