今月の主題 加齢と臨床検査
加齢と検査値
内分泌学的検査
藤田 拓男
1
Takuo FUJITA
1
1神戸大学医学部第三内科学教室
キーワード:
ゴナドトロピン
,
カルチトニン
,
副甲状腺ホルモン
,
1
,
25(OH)2ビタミンD
,
副腎皮質ホルモン
Keyword:
ゴナドトロピン
,
カルチトニン
,
副甲状腺ホルモン
,
1
,
25(OH)2ビタミンD
,
副腎皮質ホルモン
pp.164-168
発行日 1989年2月15日
Published Date 1989/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913907
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加齢とともにホルモンの検査値はいろいろに変化する.その中でも,もっとも明らかな変化は,性ホルモンの血中値の低下であり,下垂体性ゴナドトロピンの上昇はいわばこれに対する鏡像的なものである.ほかのホルモン,すなわち甲状腺ホルモン,副腎皮質ホルモンなどは軽度の分泌低下を示すだけであるが代償によるもので,分泌予備能は低下を示す.カルチトニン,1,25(OH)2ビタミンDも低下するが副甲状腺ホルモンは上昇する.
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