編集者への手紙
肺気腫患者における低酸素血症と多血症および栄養状態との関係
沖本 二郎
1
,
中島 正光
1
,
梅木 茂宣
1
,
川根 博司
1
,
副島 林造
1
,
平井 紀之
2
1川崎医科大学呼吸器内科
2川崎医科大学中央検査部
キーワード:
低酸素血症
,
多血症
,
栄養状態
Keyword:
低酸素血症
,
多血症
,
栄養状態
pp.106
発行日 1989年1月15日
Published Date 1989/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913892
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- 文献概要
一般に低酸素血症が長期にわたると,二次性多血症を起こすと言われているが,肺気腫患者ではヘマトクリット(Ht)値の上昇をみる頻度は少ないと成書に記載されている1,2).そこで,肺気腫患者では,赤血球系は低酸素血症の影響を受けていないのか,多血症が起きないとすればその理由は低栄養状態によるものか,の2点について検討を行った.
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