特集 アイソザイム検査
II.各論
11 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
和田 博
1
,
堀尾 嘉幸
1
,
寺西 啓容
2
Hiroshi WADA
1
,
Yoshiyuki HORIO
1
,
Hiroyasu TERANISHI
2
1大阪大学医学部薬理学第二教室
2栄研化学
pp.1291-1299
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913795
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はじめに
アスパラギン酸アミノトランスフェラノーゼは1937年A.Braunsteinによってその存在が見いだされて以来,もっとも広範囲に酵素学的研究の進められた酵素の一つである.
最初はグルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(glutamate oxaloacetate transaminase:GOT)と呼ばれた.その後,glutamate aspartate transaminase,aspartate aminotransferaseなど種々の呼称が充てられたが,ここでは,現在でも臨床検査上よく用いられているGOTという名称を用いることとする.
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