Japanese
English
研究
ショ糖液を用いたクリプトスポリジウムの集オーシスト法に関する2,3の検討
The Laboratory Diagnosis of Cryptosporidiosis
宇賀 昭二
1
,
松村 武男
1
,
依田 行能
2
,
矢冨 謙治
2
,
片岡 陳正
3
Shoji UGA
1
,
Takeo MATSUMURA
1
,
Yukiyoshi YODA
2
,
Kenji YATOMI
2
,
Nobumasa KATAOKA
3
1神戸大学医学部医動物学教室
2兵庫県動物管理事務所
3神戸大学医療技術短期大学部
1Department of Medical Zoology, Kobe University School of Medicine
2Animal Administratiom Office of Hyogo Prefectnre
3Kobe University School of Allied Medical Science
pp.1155-1159
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913764
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
先天性および後天性免疫不全症候群の患者に長期にわたる激しい下痢を起こすことで知られるクリプトスポリジウム(コクシジウム類の原虫)について,患者糞便内オーシストを検出するために用いられるショ糖液による集オーシスト法の条件を検討した.その結果,①試験管をシリコン処理する,②550G10分の遠心分離を行う,③試験管ミキサーで30秒以上の攪拌を行う,④分離用のショ糖液の比重を1200とする,および⑤位相差顕微鏡を用いて観察する,ことが重要であることが明らかとなった.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.