今月の主題 ドライケミストリー
技術解説
全血のドライケミストリーによる検査
大久保 昭行
1
Akiyuki OKUBO
1
1東京大学医学部臨床検査医学教室
pp.1539-1544
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913526
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近,微量の全血を試料として用いて血漿成分を検査できるドライケミストリーによる簡易検査システムが開発されて,即時検査あるいは患者の自己健康管理用に活用されている,血液成分の生理的変動幅は狭いので,その測定には高い精密度と正確度が要求される.ドライケミストリーによる検査は,操作は簡易であってもデータの精度や正確度は大型の分析機による検査結果に劣らない.また検査結果は診断や治療に利用されるので,正しく操作して良い検査結果を得ることがたいせつである.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.