質疑応答
血液 多発性骨髄腫患者血液の特徴ある固まりかたの機序
河嶋 文代
,
戸川 敦
1
1国立病院医療センター内科
pp.1160-1161
発行日 1986年10月15日
Published Date 1986/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913108
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〔問〕IgG型多発性骨髄腫のある患者さんの血液が,採血後しばらくすると凝固の途中(?)の段階でこりこりに固まってしまい血清が全然分離されません.8ml採血してこのような状態になったものを遠心すると,最上部に血清様液体が500μl程度しみ出してくるので,その液体で何とか検査を行っています.データとしては,TP 11.0g/dl,Alb2.0g/dl,凝固系検査でプロトロンビン時間に軽度の延長がみられます.骨髄種患者ではたまにこのような状態が観察されますが,この機序についてご教示ください.
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