今月の主題 医用センサー
検査と疾患—その動きと考え方・104
胎児の心エコー図
島田 英世
1
,
高橋 路子
2
Hideyo SHIMADA
1
,
Michiko TAKAHASHI
2
1北里研究所病院
2北里研究所病院内科
pp.1045-1054
発行日 1985年9月15日
Published Date 1985/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912666
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
心エコー図法が登場してから30有余年の日時が経過し,今日では心電図と並び,循環器領域におけるもっとも基本的な検査法として広く用いられるようになった.
特に,実時間断層心エコー図法が登場してから,心臓内部の構造を立体的に観察することが容易となり,それまでのMモード心エコー図法のみの時代に比して,検査法としての精度,再現性,応用範囲などあらゆる面で本法の持つ臨床的価値がいっそう高まったように思われる.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.