今月の主題 悪性リンパ腫
カラーグラフ
リンパ節の生検とスタンプ標本
浦野 順文
1
1東京大学医学部第2病理学教室
pp.740-742
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912609
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悪性リンパ腫の診断は病理組織学的に行われる.しかし,その亜型診断は,治療の指針のためにも必要である,亜型診断はリンパ球のサブポピュレーションの免疫学的な表現型によってなされる.このサブポピュレーションは光顕的な組織標本の浸潤様式と細胞形態によって,かなり正確に診断されるようになった.しかし,必要に応じて,捺印標本や凍結切片を用いて酵素細胞組織化学反応やモノクローナル抗体反応を行うことによって確定診断が下される.
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