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デキストラン硫酸マグネシウム法の改良法によるHDL-コレステロール測定の評価ならびに臨床的応用
佐藤 幸男
1
,
赤井 俊洋
1
,
奥田 清
1
1大阪市立大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.593-596
発行日 1984年5月15日
Published Date 1984/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912200
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緒言
HDL-コレステロール(以下,HDL-C)が冠動脈性心疾患のネガティブリスクファクターであるという報告1)がなされて以来,その臨床検査分野における測定も重要な意義を持つに至った.
一方,その測定法としてはいくつかの方法があるが,ポリアニオンと二価の陽イオンを用いた沈殿法が一般に広く用いられている.しかしながら,乳糜(高トリグリセライド)血清での分画不良,測定感度の低さなどに問題点を有しているように思われる2).
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