今月の主題 炎症
カラーグラフ
炎症の組織像いろいろ
毛利 昇
1
,
森 亘
2
1東京大学医学部附属病院病理部
2東京大学医学部病理学教室
pp.132-134
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911476
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炎症で臨床的症状としては発赤,発熱,腫脹,疼痛および機能障害がみられ,これらの症状の原因として病理学的には「組織の変質(受身の病変),循環障害と浸出,組織の増殖(活動的の病変)を併発する複雑な病変で,その局所の防御的な反応とみなされるものである」と定義されている.原因には非常に多くのものがあり,またその病変も複雑であるが,病理学的には主な病理組織学的変化により分類されることが多い.
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