研究
Immune Adherence Hemagglutination Test用ヒトO型赤血球の凍結保存に関する研究
下水流 保範
1
,
岸 恵実子
1
,
吉田 喬
1
,
滝本 義一
1
,
守本 富昭
1
1エーザイ(株)免疫研究室
pp.1407-1410
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909604
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はじめに
Immunne Adherence Hemagglutination (IAHA)反応1)は極めて高感度に抗原および抗体を検出する方法として知られ,HBsAg2)やHBcAg3)更にHAAg4)およびその抗体の検出などに広く応用されている.しかし本反応には生のヒトO型赤血球を必要とし,反応性のよい赤血球が容易に入手できないこと,反応性に個体差があるため,結果の再現性に影響を受けることがある.我々は,これらの点を改善するため,IAHA用ヒト0型赤血球の長期保存法を取り上げ,凍結,保存,解凍の各段階について詳細な検討を行うとともに,凍結赤血球のIA活性についても種々検討した.
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