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臨床細菌検査体制への提言
中森 純三
1
1広島県衛生研究所
pp.1372-1373
発行日 1975年11月15日
Published Date 1975/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909198
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臨床検査全般にわたり機械化・簡易化が進むなかで,細菌検査はなかなかそれが困難で,経験と熟練とが先行してきた.しかし,検査の種類と量の増加により,検査の精度アップと能率化のために,細菌検査体制を考え直す必要に迫まられている.筆者は地方の病院,検査センターの細菌検査体制の実態調査(本誌Vol.19 No.3)を行う機会を得たので,その中から,問題点を取り上げ,意見を述べたい.
筆者は細菌相手に禄を食みかなりの歳月になるが,その内容は,ごく一部の細菌を対象とした調査・研究を主としており,いわゆる臨床細菌検査の実務に従事した経験は皆無である.したがって,筆者自身,外野スタンドから主審のジャッジにクレームをつける野球狂を思い出し,まさに"汗顔"の心境であるが,一つの話題提供とご理解願えれば幸いである.
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