臨床検査の問題点・71
血液型検査の精度管理
遠山 博
1
,
瀬戸 幸子
2
1東大病院輸血部
2虎の門病院血清検査室
pp.282-288
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908904
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輸血ということは一種の移植手術と同じような意義を持つものであり,そして血液は各個人によってみんな違うもので,輸血の際には当然多くの危険を伴うものである.その輸血を安全に行うためには非常に精密な検査を行う必要があり,とりわけ血液型の検査は最も基礎となり柱となるものである.この輸血を安全に行うためにはどういう検査を,どのようなやり方ですべきか話を進めてみた.
(カットはRh式血液型判定での陽性(右)と陰性(左))
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