カラーグラフ
造血幹細胞
平嶋 邦猛
1
,
川瀬 淑子
1
,
大谷 正子
1
1放射線医学総合研究所障害臨床研究部
pp.370-371
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908495
- 有料閲覧
- 文献概要
"Today's research becomes tomorrow's routine"ということばが,米国NIHのClinical Centerの案内書の冒頭に書かれている.人間の造血幹細胞の形態をこのカラーグラフにあげられないのは残念である.それは,幹細胞の追求が,いまだにもっぱら機能的な検索法によってなされている現状だからである.目下のところ研究は,マウスを主とする実験動物を用いて行われている.しかし,これらの実験成績とか最近発展してきたin vitro培養法とをヒト骨髄細胞にも応用することにより,人体の幹細胞の形態・機能の全貌が明らかにされる日も近い.ここでは,総説に述べた実験法に対応する標本を示した.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.