総説
単位の標準化—(A)国際単位系(SI)の使用をお勧めする
高田 誠二
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1通商産業省計量研究所第2部
pp.23-25
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908389
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日ごろは一市民として皆さんのお世話になるばかりなのだが,筆者の専門領域の話題が多少はお役に立つのだったら,まことにうれしいことである.その領域とは,理工学全般にかかわる"計測"の諸問題を扱う領域であって,医学とはまず無縁だと思っていたが,本誌の既刊号を拝見すると,きわめて物理的な臨床検査の記事があるし,そもそも誌名がJournal of Medical Technologyであって,理学・工学とはなかなか縁が深いようである.臨床検査精度研究会のお仕事などはまさしく計測の問題であって,これを機会に筆者もそれを勉強したくなるほどであるが,ここでは,ご注文の"単位"の問題を略述することに専念しよう.
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