検査機器のメカニズム・19
ILメーター
白石 透
1
1東大第2内科
pp.808-809
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908160
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‘ILメーター’とは,血液用pHメーター,CO2分圧測定用のSeveringhaus電極,O2分圧測定用のClark電極を組み合わせたもので,アンプは共通で,切替スイッチで各々の値を読み取るようになったものであり,本来は米国In-strumentation Laboratory社製セットの商品名であるが,類似の装置も数種にのぼり,なかば普通名詞的に扱われているようであるので,ここではそのように解釈し,解説する.
上に述べた3つの電極は,すべて恒温槽の中に組み込まれていて,生体内と同じ37℃で測定しうるようになっており,さらに,較正用混合ガスを水蒸気で飽和させるためのガスヒュミディファイアーが組み込まれている.
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