走査電顕の目・2
血小板のガラスビーズ表面への粘着
小川 哲平
1
1慶大内科
pp.217-218
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907993
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血小板は,血小板自体の働き,血小板の成分,血小板に吸着された物質により,毛細血管の機能を維持し,止血および凝血反応に不可欠である.このように血小板は多くの機能をもつが,最も明らかな作用は,その粘着・凝集により出血局所に血小板血栓を形成し,血管壁の欠損を閉じることであり,この機能は1次止血として強力である.
しかし血小板の機能検査法として実際に行なわれているものはあまり多くなく,また標準化されていないものもある.
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