特集 輸血業務と臨床検査
輸血用血液の臨床検査
5.白血球と血小板の型
辻 公美
1
1兵庫県立西宮病院腎臓移植センター
pp.1241-1247
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907817
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従来の‘輸血’に関しては,原則として赤血球型が主役を演じてきたが,HL-A系の急速な研究,発展とともに,白血球型および血小板型の臨床検査の必要性がたかまってきた.
さらに,HL-A抗原の臨床的意義として,おもなものは癌免疫,癌患者の免疫遺伝学,特定疾患とHL-A抗原との関係,人類発生学,産婦人科領域への応用,臓器移植などへの貢献があげられる.
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